サステナビリティSustainability

当社は、東北電力グループの一員として、「東北電力グループサステナビリティ方針」に基づき、東北電力グループ中長期ビジョン「よりそうnext」の実現や「カーボンニュートラルチャレンジ2050」への挑戦を通じて、積極的にサステナビリティへの取り組みを推進しております。

サステナビリティへの
取り組み
Sustainability

当社は、東北電力グループの一員として、「東北電力グループサステナビリティ方針」に基づき、東北電力グループ中長期ビジョン「よりそうnext」の実現や「カーボンニュートラルチャレンジ2050」への挑戦を通じて、積極的にサステナビリティへの取り組みを推進しております。

東北電力グループ
サステナビリティ方針

2021年10月

私たち東北電力グループは、東北電力グループ中長期ビジョン「よりそうnext」の実現や「カーボンニュートラルチャレンジ2050」への挑戦を通じて、積極的にサステナビリティを推進してまいります。
東北電力グループの考えるサステナビリティは、経営理念である「地域社会との共栄」とグループスローガン「より、そう、ちから。」に基づき、企業グループが一体となって、お客さまと地域によりそい、エネルギーを中心としたサービスの提供等を通じてスマート社会の実現に取り組むことで、地域や社会が直面する課題を解決し、中長期的な企業価値向上と社会全体の持続的な発展に貢献することです。
これを実現するため、東北電力グループは、「東北電力グループ行動指針」のもと、事業活動のバリューチェーンを強力に支えるグループ各社の特長を活かしながら、一丸となった取り組みで総合力を発揮し、誠実で公正な事業活動を行うとともに、大切なステークホルダーの皆さまのご期待に応え、企業としての社会的責任を果たしてまいります。

―東北電力グループの経営計画体系―

東北電力グループは、安全の確保、環境への配慮、コンプライアンスを基盤に、お客さま、地域、株主・投資家、お取引先、従業員の5つを重要なステークホルダーと認識し、双方向のコミュニケーションを通じた多様な活動の継続とステップアップにより、グループ各社が一丸となって、サステナビリティを推進していきます。

―東北電力グループとステークホルダーの関係―

お客さまとともに

安全確保を最優先に、暮らしの満足や事業活動を支える低廉なエネルギーの安定供給を中心として、お客さまが快適・安全・安心な生活空間を手にできるスマート社会の実現に資するサービス等を提供し、お客さまの豊かさの最大化を目指します。

地域とともに

地域に寄り添いながら、地域課題解決に資する取り組みや、真に地域のためになる取り組みを行い、地域の持続的な発展に貢献するとともに、従業員一人ひとりが絶え間ないコミュニケーションを通じて地域と協調を図り、信頼関係を構築していきます。

従業員とともに

多様な人材のそれぞれの個性を尊重し、能力や意欲を最大限発揮でき、働きがいや働きやすさを実感できる職場づくりと人材育成を進め、従業員の豊かで健康的なライフデザインの構築に貢献します。

お取引先とともに

公正・公平な取引を通じて、お取引先の皆さまと良好な信頼関係を築くとともに、取引の透明性を高め、社会からの信頼感の醸成に向けて取り組んでまいります。

株主・投資家とともに

情報開示の充実とコーポレート・ガバナンスの強化により、経営の透明性を高めるとともに、株主・投資家の皆さまとのコミュニケーションを進め、企業価値の向上に努めます。

以上

東北電力グループの
サステナビリティ重要課題
(マテリアリティ)

東北電力グループは、サステナビリティを経営の中核に据え、中長期的な企業価値向上と社会全体の持続的な発展に貢献するために、優先的に取り組むべき課題であるサステナビリティ重要課題(マテリアリティ)を東北電力において特定しました。当社としても、特定されたマテリアリティの解決に取り組み、「よりそうnext」の実現や「カーボンニュートラルチャレンジ2050」への挑戦を通じて、未来世代にわたるステークホルダーとともに社会価値と企業価値を共創していくことを目指していきます。

―東北電力グループサステナビリティ重要課題(マテリアリティ)特定のプロセス―

STEP 1

課題の洗い出し

東北電力において東北電力グループの事業およびステークホルダーにとって関連のある課題を抽出するために、外部環境と内部環境の両面から、現状分析を実施しました。その結果、検討すべき課題として63項目の課題をリストアップしました。

STEP 2

課題の評価

STEP1で抽出した項目について、「東北電力グループにとっての重要度」と「ステークホルダーにとっての重要度」の2つの軸で、社内関係部門の協力の下、評価を実施するとともに、サステナビリティ推進会議で議論し、経営層の意見を評価に反映させました。ステークホルダーにとっての重要度においては、東北電力グループとして重視する5つのステークホルダー(お客さま、地域社会、株主・投資家、取引先、従業員)の意見も取り込むため、アンケートや対話で収集している声を評価に活用しました。
これらの結果を踏まえ、重要度の高い課題を絞り込み、グルーピングしました。その結果、29個の個別主要課題と8つのマテリアリティから構成される重要課題(案)を作成しました。

STEP 3

妥当性の評価

STEP2で作成した重要課題(案)については、外部有識者との意見交換等を通じ、ステークホルダーの視点で妥当性を検証しました。

外部有識者からの主な意見

  • サステナビリティ重要課題は、よりステークホルダーの視点に立った表現にすべき。
  • サステナビリティに係る取り組みを推進していく上で、DXの活用や女性活躍を中心としたダイバーシティの推進、国内外のイニシアティブへの参加などに積極的に取り組むことが重要である。
  • 社会的な関心が高まっているサプライチェーン全体の人権への配慮にも応えていく必要がある。

STEP 4

サステナビリティ重要課題
(マテリアリティ)の特定

STEP3の結果を踏まえ、サステナビリティ推進会議において、マテリアリティ最終案について審議した後、取締役会で決議しました。今後は、特定したマテリアリティに関連する目標やKPIの設定を行い、モニタリングするとともに、事業環境や社会課題の変化等を踏まえ、必要に応じてマテリアリティの見直しを実施していきます。

―東北電力グループサステナビリティ重要課題(マテリアリティ)―

サステナビリティ重要課題 個別主要課題 関連するSDGs

E

カーボンニュートラル
への挑戦
  • 安全を最優先とした原子力発電所の早期再稼働と安定運用
  • 再生可能エネルギーの導入拡大
  • 火力発電の脱炭素化への移行
  • お客さまにより沿う省エネ提案・電化推進
  • 脱炭素技術の開発・イノベーション促進
循環型社会の形成
  • 廃棄物の発生抑制と資源の有効利用
生物多様性の保全
  • 地域環境の保全

S

快適・安全・安心な暮らしと
地域社会の実現
  • デジタル技術を活用した地域課題解決に資するスマート社会実現事業の推進
  • お客さま満足度の追求 
  • 東北・新潟の活力ある地域コミュニティの共創
レジリエントな
社会インフラの構築
  • 安定したエネルギーの供給
  • 大規模災害への迅速な対応
  • 保有技術を活かした社会インフラ高度化への貢献
多様な人財が
イキイキと働く職場作り
  • ビジネスモデルの転換を支える人的資本の強化
  • デジタル技術の活用などを通じた働き方改革の実践
  • ダイバーシティ,エクイティ&インクルージョンの推進
  • 健康経営の推進
様々なステークホルダーの
人権尊重
  • 労働安全の確保
  • 差別・ハラスメントの防止
  • 公衆保安・消費者安全の確保

G

健全で透明性のある
企業経営
  • 健全な収益・財務基盤の確保
  • 企業倫理・法令遵守の徹底
  • リスクの管理・対応
  • 情報セキュリティの確保
  • 知的財産の保護・活用
  • サプライチェーンのリスク管理
  • ステークホルダーとの双方向コミュニケーションの拡大
  • パートナーシップの強化
  • 実効性のあるガバナンス体制の構築