組織整備について
株式会社ユアテック(熊谷 満 社長)は、来る6月を目途に、市場競争力の強化を目的として、次のとおり組織整備を実施しますので、お知らせいたします。
1.ソリューション営業強化に向けた組織整備
近年の建設市場においては、機能向上や資産価値の向上、地球環境負荷の改善を目的として設備のリニューアル工事が拡大してきている状況にあり、今後の更なる拡大傾向に対応して、現在、お客さまへの提案営業を実施する「ソリューション部」とオール電化による機能向上やエネルギーコスト低減を提案する「お客さまコンサルティングセンター」とを統合し、総合的な技術提案型営業を行う「お客さまソリューション部」を設置し、次の3点に注力していくこととしました。
(1) リニューアル工事拡大ならびに新エネルギー事業への取り組み
従来から実施してきた既存設備の経年劣化診断や省エネルギー設備プランなどの設備更新の提案営業の実施のほか、昨今の二酸化炭素削減に向けた社会情勢を踏まえた提案営業の実施ならびに風力発電や太陽光、バイオマスといった新エネルギーへの取り組みも強化していきます。
(2) PFI事業への参画
当社は、PFI事業(民間資金等活用事業)に構成員として入札参加し、実績も上げてきましたが、今後、更に増加していくPFI事業に対し、積極的に参画していくため、同部に専任担当者を配置することとしました。
(3) ESCO事業の展開
省エネルギーの取り組みにより、温室効果ガスの排出や光熱水費の削減などに大きな効果が見込まれるESCO事業が、今後、自治体や民間の大規模施設に導入されていきます。
当社は、総合設備工事会社として、省エネルギー対策技術のノウハウを有しており、ESCO事業への参入は、改修工事の受注、サービス料収入など新たな事業として期待しております。
現在、東北エネルギーサービス鰍事業主体とした「宮城県立ガンセンターESCO事業」に当社も参画し、7月予定の宮城県とのESCO契約締結に向け、メーカー各社と内容の検討を実施している状況にあります。
よって、今後は当社の総合力を発揮し、積極的に参画していくため、同部に専任の担当者を配置することとしました。
(参 考)
■ ESCO事業の仕組み
ESCO事業とは、施設の省エネ改修による光熱水費の削減分で、改修等にかかる全ての経費を賄う事業である。
ESCO事業者は、省エネ診断、設計・施工、運転、維持管理、資金調達等の省エネ改修に係る全てのサービスを包括的に提供する。
2.原価管理体制の強化に向けた「コストマネジメント室」の設置〜
昨今の熾烈な価格競争や銅をはじめとした原材料価格の高騰化の状況の中で、お客さまからは、技術力を基本とした、より一層の品質の向上と更なるコストダウンの要請が高まってきています。
このような状況を踏まえ、営業企画部内に「コストマネジメント室」を設置し、各部門の原価管理を総合的に指導・支援し、原価管理と品質の向上を強化していくこととしました。
以 上
|