技術開発Technology development

ユアテックは、総合設備エンジニアリング企業として、高い技術力でお客さまのニーズに応える高品質なサービス提供を目指し、施工技術力の向上に努めるとともに、積極的に新しい技術の開発に取り組んでいます。そして、電力流通設備、電気・空調・給排水、情報通信設備や土木建築など、広範な事業領域で、多くの独創的な技術を生み出しております。

経済性技術開発

従来目視を主体に実施してきた河川流量の測定システムを自動化し、観測者の負担軽減をはかるとともに精度向上を目指すシステムの開発

河川流量測定装置

水力発電などに使用する河川の流量測定は、発電量の予測や運転管理に 重要な業務であり、当社は東北電力様よりその測定業務を受託しています。
 河川流量の測定原理は、川幅に亘って一定間隔で水深を計測して川の断面積(m2)を測定し、断面の測定点全体の上部から下部の流速を測定して平均流速(m/s)を求め、これを積分することで流量(m3/s)を計算します。
 これまで水深は索道ケーブル状の搬器と箱尺状の測定器(搬器)で、流速は搬器の先端に付けた流速計の回転数をブザーで知らせ、作業員がストップウォッチと音で計測していました。このため、まぶしい水面の目視やブザーのカウントなど作業員の負担と計測に要する時間が大きくなっていました。
 本開発は、水深を水圧センサーで、流速を流速計とワイヤレスカウンターで計測し、それを受信側で受けて自動計算することによって、作業員の負担を軽減するとともに、作業時間の軽減・精度の向上を図ったものです。