技術開発Technology development

ユアテックは、総合設備エンジニアリング企業として、高い技術力でお客さまのニーズに応える高品質なサービス提供を目指し、施工技術力の向上に努めるとともに、積極的に新しい技術の開発に取り組んでいます。そして、電力流通設備、電気・空調・給排水、情報通信設備や土木建築など、広範な事業領域で、多くの独創的な技術を生み出しております。

新市場向け技術開発

上空制限下や狭小地での軟弱地盤の補強工法の開発

グランドアルファ工法(Gα工法)

低振動・低騒音で施工可能な回転埋設鋼管を使用し、軟弱地盤に安定した人工地盤を形成する地盤補強工法≪グランドアルファ工法≫は、構造物基礎体の地盤圧縮耐力を確保するために基礎体下面の地盤補強を行なう工法です。

これは、支持層までの深さと構造物基礎体の重さ・形状に合わせて選定した鋼管を回転埋設により支持層まで貫入させ、鋼管内に挿入される籠状の補強鉄筋と地盤補強床鉄筋を連結し、強度を基礎体下面に伝える技術です。
 専用の機械が不要で現場で使用している汎用建設機械で施工できるため、狭小地、不整地、上空制限下、掘削後の施工が可能です。
 また、鋼管を圧入回転埋設するため、低振動・低騒音での施工が可能である上、鋼管先端は閉口型で土砂を圧密させながら埋設していくため、地層を乱さず排出残土も出さない環境に優しい工法です。
 構造物の基礎形状に合わせて適用が可能であるため、新たな基礎設計費を必要とせず、鋼管の埋設工事は準備期間を入れて従来工法の70%程度で施工でき、工事の短縮、工事用資材の削減、施工設備の縮小、産業廃棄物の処理不要など、総合的なコスト低減をはかれます。